マンションを買おうと考えてる方は修繕積立金についても知っておきましょう

「やっぱりマンションにしようかな」「このマンション良さそうだよね」「おっ、この値段でこの広さならお買い得じゃない?」・・・買うにしろ借りるにしろ、新しいおうちのことを考えたり、間取りや立地を見たり調べたりするのはなんだかワクワクしますよね。

価格も間取りも立地も、どれもとっても大事な要素ですので納得のいくまで検討されることと思いますが、新築中古にかかわらずマンション購入の場合は、管理費や修繕積立金といった維持コストがこの検討要素の中に入ってきます。
今回はこの「修繕積立金」についてのお話です。

普通に修繕積立金といえば、分譲マンションで共有部分の大規模修繕を行う費用として将来のために入居者が出し合って積み立てるお金で、通常は管理組合や管理会社などが徴収し管理します。
一般的に金額は固定されていて、毎月管理費などとともに集められますが、販売当初、マンションディベロッパーはこの修繕積立金を出来るだけ安く設定する傾向にあります。理由は簡単、ランニングコストが安い物件の方が売りやすいから、ですね。

ちなみに同じくランニングコストである管理費はどうかというと、これは事情が違ってきます。なぜなら、管理会社の多くがディベロッパーの関連企業だからです。管理費はしっかりとろうというわけです。

こうして修繕積立金が低く設定されることが多かったため、結果として財政的に苦しいマンションが増えてしまいました。極論ですがディベロッパーは売ってしまえばハイ終わりという姿勢だったのかもしれません。

そこで新築マンションを購入する消費者を保護する目的で、2011年(平成23年)の4月に国交省が「マンションの修繕積立金に関するガイドライン」というものを出す事になります。
※ガイドラインの「概要」をご用意しましたので、こちらのPDFをご参照ください。

購入するマンションの修繕積立金が適正かどうかを自分でも判断してみてね、という事です。また中古マンションの管理組合もこれを参考にして考えてみてね、という一文も付け加えられています。もちろん、必ずしもこのガイドラインが全てというわけではありませんが、ある程度の目安にはしても良いでしょう。

例えば中古マンションで延べ床6,000平米・13階建て・60平米の2LDK・修繕積立金が月額13,800円、という物件があったとします。修繕積立金の平米単価は230円となりますので、単純に比較すればガイドラインの平均からはちょっと高めといえます。
しかし中古の場合の築年数によっては過去の修繕がしっかりされているかどうか、現在その積立が幾ら貯まっているか(あるいは残っているか)、なども併せて考慮し、最終的にそれが妥当なのかどうかを判断する必要があるでしょう。

管理費はともかく(決して管理費を軽く見るわけではありませんが)、修繕積立金は将来必ず必要になるお金ですので、こればっかりは「安いから良い」とはなりません。

だって実際に必要になる金額を必要な期間に積み立てることができなければ、それは健全な修繕計画とはいえませんから。少々高くとも、現実的な計画に基づいているならその方が安心とも言えるのではないでしょうか。
もちろん各々のご家庭で月々の家計と相談・・・ではあるのですけど。

以上、簡単ですが修繕積立金について、でした。