桜のトンネルは必見!品川百景の一つ、かむろ坂

春には桜のトンネルとなるかむろ坂。東京ではもっとも有名な桜に覆われるこの坂道は、品川百景の一つに数えられています。
品川区は西五反田の4丁目、山手通りから武蔵小山へ抜ける坂道で、東急目黒線の不動前駅からなら歩いて1分、JRの五反田駅からでも徒歩15分ほどです。


この「かむろ坂」という名前の由来ですが・・・

「かむろ」を漢字で書くと「禿」です。同じ漢字ですが「はげ」ではなく「かむろ」です。江戸時代、高級遊女に仕えた見習いの少女たちの事をさします。

歌舞伎や浄瑠璃の演目にもなっている白井権八という人がおりまして、この人は遊郭で遊ぶ金欲しさに辻斬りを重ね、鈴が森で処刑され目黒の冷法寺に葬られました。
権八と恋仲だった遊女・小紫は報せを聞いて店を抜け出し、悲しみにくれるあまり冷法寺の墓前で自ら命を絶つのですが、小紫を心配した店の「かむろ」が目黒まで探しに来て、その帰り道に襲われそうになり池に飛び込んでこれも自害してしまいます。

ようやくたどり着きましたが、これを偲んで「かむろ坂」と名付けられたということです。歴史を感じますが少し悲しい名前なんですね。


さて現代のかむろ坂ですが、春になると桜並木で道路が覆われます。
その美しさから桜のトンネルと言われるのですが、シーズンになると観光客も訪れ、感動する光景が見られます。

特に毎年開催される「かむろ坂さくらまつり」は一年間の中でも一番多くの人で賑わうイベントです。このイベントでは沢山の屋台が並びますので、お酒片手に桜並木を歩きながらお花見を楽しむ事もできますよ!
また、夜になってライトアップされると、都内であることを忘れるほどの幻想的な景色が広がります。

お花見といえば夜桜をお酒で楽しむのも良いですが、本当に幻想的なかむろ坂の桜は、お酒で盛り上がるよりも花びらの舞い落ちる様を静かに眺めるといった楽しみ方が、普段と異なる世界を感じられて良いのではないでしょうか。


そんな意味でもかむろ坂のある不動前は、住むところとしても密かに人気の場所で、
徒歩圏内に五反田や目黒、武蔵小山がある恵まれた立地といえます。
交通手段が整っていて都心へのアクセスが良いのも安心材料ですね。

かむろ坂だけでなく、目黒川でも毎年見事な桜が楽しめますので、桜に関しては贅沢な環境です。昔からの下町っぽさも色濃く残っていて街のあちこちに歴史を感じる建物が多いのも心地よさでしょう。
歴史感溢れる不動前の街並みと観光客も多く訪れるかむろ坂の桜を是非楽しんでみてはいかがでしょうか?

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